会社で電話が鳴ったら新人がいち早く出なきゃならないシステムに対する疑問
初めまして、北海道札幌市を拠点としております
札幌YouTuber事務所・札幌ライバー事務所SQUAD!(スクワッド)の運営b-style Inc.代表 渡部です。
今回はYouTubeとかライバーとか全く関係ないただの自論です。
皆さんは社会人経験として会社に入った新人時代の時
『電話が鳴ったら新人が率先して出て取り次ぎなさい』と言われた経験はありませんか?
もちろん職種や会社の規模によって違いはあると思いますが
中小規模の会社で営業職を行っていた方であれば心当たりがある方も多いかも。
自分が以前勤めていた会社もそのシステムでした。
もちろん事務員さんが常駐してたので基本的には事務員さんが電話に出てくれますが
出れない状況や回線が重複した際は新人が率先して出ないと烈火のごとく怒られました。
何なら新人が入社して一か月くらい経った時、わざとに事務員さんも電話に出ないで
”新人が素早く対応して電話に出るか?” ”きちんと受け答えできるか?”
を試すのです。 ちょっとでも新人の反応が遅れた場合は上司が『電話!!』と大声で怒鳴ります。 最悪です。
極端な話ですが”固定電話恐怖症”なるものも存在し、実際に会社を辞める人もいるそうです。
さて、この新人が電話に出なきゃならないシステムは本当に合理的で良いシステムなのでしょうか?
もちろん業種・会社の規模によって違いがあるので一概には言えませんが自分が以前勤めていたシチュエーションで
検証してみたいと思います。
会社規模:事務員さん4名程度 営業マン10数名
業種:福祉関連の営業
電話頻度:時間帯にもよるが平均して30分~1時間に一本程度、9時~10時頃 17時~18時頃が一番多いかも
電話内容:ほとんどが各営業マン宛もしくは営業マンじゃなきゃ答えられない内容の電話、時期にもよるが3割程度が事務員さん対応で解決できる内容
その他:8時~10時付近まで17時~20時付近まではほぼ全営業マンが事務所にいる。それ以外の時間はほぼ外勤で不在
このシチュエーションの場合、入社したての新人さんが電話を取るメリットとデメリットを順に追っていきます。
デメリット
・入社したてで専門用語も多いので何がなんやらチンプンカンプンで自分ではほぼ対応不可
・明らかに電話応対を周りの人たちに試されているという状況下での電話応対をしなきゃならない
・入社間もない自分に掛かってくる電話はほぼ皆無な為、結局他の営業マンに取り次ぐことになる
・他の営業マンに取り次ぐにしても正直先輩、上司の顔&名前も一致しているか怪しいレベル
・先方の会社名や名前も初めて聞くので正確に聞き取れず結局取り次ぎも不正確&不鮮明になりやすい
・先方からしても入社したての素人が電話に出たことにより結局他の人に取り次ぐので単純に二度手間
メリット
・”おっ今度の新人くんはちゃんと電話に出る奴だ!”と上司にアピール出来る
以上
上記の事から新人さんが電話応対をするシステムは今回に似たシチュエーションの場合
デメリットの部分が多く効率も悪いのではないかと思われます。
そもそも、きちんとした電話応対を新人を身に付かせたければ社内でRPGすればいいだけで
いきなり実践投入する必要は全くありません。
それに会社に掛かってくる電話は殆どが仕事に直結する大切な電話です。
新規案件・注文・クレーム等々
それを”新人の仕事”として蔑ろにしているようでは少々疑問が残ります・・・。
それより大切な仕事ありますかね?!
『電話!』って怒鳴っている上司の方、そんな時間と暇あるなら自分で電話に出て、どうぞ。